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民事再生のメリット・デメリットって何?
特徴と注意点についてご紹介!
「民事再生って言葉は聞いたことあるけど、どんな感じなんだろう」
「破産とはどういうところが違うのかな」
ビジネスをしていて資金繰りが厳しくなってくると、民事再生という言葉が頭に浮かぶことがあるかもしれません。
そこで、このページでは、民事再生のメリット・デメリットについて、特徴と注意点を一緒に見ていきたいと思います。
1.民事再生のメリット
(1)事業を継続できる
会社が消滅してしまう破産手続と違い、民事再生手続では、会社を存続させることができます。
そのため、今の事業を継続することでき、1から再起するよりも効率がよくなります。
(2)経営権を維持できる
民事再生では、会社が消滅しないのに加え、経営権も維持することができます。
そのため、経営陣の交代なく、事業の立直しを図ることができます。
(3)債務を大幅に減額できる
破産手続と違い全額ではありませんが、民事再生では、大幅に債務を減額することができます。
そのため、支払いの負担が軽くなり、本来の事業の発展に注力できます。
2.民事再生のデメリット
(1)手続きに費用がかかる
民事再生では、裁判所に支払う予納金が高く、最低でも200万円かかってしまいます。
それに加え、弁護士費用もかかるため、破産などの方法に比べると金銭的な負担は大きくなります。
(2)担保権を行使されることがある
民事再生では、担保権の行使を阻止することができません。
そのため、抵当権を実行されると不動産を失ってしまうなど、財産に影響が出てしまいます。
ただし、担保権者との交渉で行使を防げることがあります。
(3)信用を失ってしまう
失うものの中で、1番取り戻すのが難しいのが信用かもしれません。
民事再生は法律的には認められるといっても、今後安心して付き合っていけないと思われてしまうこともあります。
そのため、民事再生をするにあたっては、取引先としっかりコミュニケーションを取っておく必要があるでしょう。
3.注意点
民事再生には、デメリットはありますが、現在のあなたの会社の状況によっては、メリットがデメリットを大きく上回ることも多いです。
また、今の経営の状況で民事再生を選択するほうがよいのかどうかの判断は、専門的な知識と経験が必要となってきます。
状況が悪化してしまう前に、できるだけ早く弁護士に相談してみましょう。
4.まとめ
- 民事再生は、事業や経営陣を維持しながら債務を大幅に減額できるのがメリット。
- 手数料・財産・信用を失ってしまうデメリットはある。
- あなたが民事再生をしたほうがいいか、早めに弁護士に相談するのがオススメ。
「いろいろと維持しながら再建できるのは、とても魅力的」
「担保権が行使されないようにできないか詳しく話を聞きたい」
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