破産を検討中にやってはいけないこと

破産を検討中にやってはいけないこととは?

破産できなくなることを回避するために

「破産を考えてるから、したらダメなことがあるのか気になる」

「ちゃんとやってるつもりだけど、自分は正しいのかな」

ビジネスをしていて資金繰りが厳しくなってくると、破産を検討したほうがいい場合もありますよね。

そこで、このページでは、破産を検討している場合について、やってはいけないことを一緒に見ていきたいと思います。

1.破産を検討中にやってはいけないこと

(1)財産(財産価値)を減らす

債権者を害する目的で、財産を処分したり、壊したり、隠したりするなど、不当に財産(財産価値)を減らすことはやってはいけません。

(2)クレジットカードを現金化する

クレジットカードでお金に換えやすいものを購入し、それをすぐに売却して現金化することはやってはいけません。

(3)特定の債権者にだけ支払う

破産をする場合、すべての債権者に平等に財産を分配する必要があります。

そのため、特定の債権者にだけ支払う偏頗弁済(へんぱべんさい)は、他の債権者を害するため、やってはいけません。

(4)浪費やギャンブルをする

破産をしようとしているのに、さらに債務を増やすような浪費やギャンブルはやってはいけません。

(5)嘘をついてクレジットカードを利用する

資金繰りに困ったとしても、嘘をついてクレジットカードを発行したり利用したりしてはいけません。

上記のことをしてしまうと、免責不許可事由(めんせきふきょかじゆう)に該当し、免責許可決定が出ないことがあります(破産法252条1項)。

また、刑法や破産法上の犯罪にも該当するものもあるため、絶対にやめるようにしましょう。

2.注意点

会社破産を検討中は、どうにかしてお金の工面をしようとしていると思います。

精神的にも不安定になって、正常な判断力が失われているかもしれません。

しかし、正規の手続きをとれば、しっかり破産することができるので、自分の行動に不安があれば、できるだけ早く弁護士に相談してみましょう。

3.まとめ

  • 会社破産を考えたら、さらに債務を増やすことや債権者を害することは避ける必要がある。
  • 場合によっては、犯罪や免責不許可事由に該当してしまうことも。
  • 取るべき行動に不安があるなら、早めに弁護士に相談するのがオススメ。

「正しいことをするつもりだけど、知識がないから不安」

「ちょっとだけ債権者に返済してしまったけど、それもアウトなのか知りたい」

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