会社破産のタイミング

会社破産はいつするべき?法人が破産手続きをするタイミングについて

「会社を破産させるか悩んでるけど、まだ大丈夫かな」

「法人破産っていろいろ複雑で、そんなに簡単に決断できないし」

ビジネスをしていて資金繰りが厳しくなってくると、破産を検討するほうがよいこともあるでしょう。

そこで、このページでは、会社破産のタイミングについて、いつ破産するのがオススメなのかを一緒に見ていきたいと思います。

1.会社破産は、支払不能か債務超過であれば可能

法人が裁判所に破産を申し立てるためには、支払不能か債務超過である必要があります(破産法16条1項、15条1項)。

支払不能とは、長期間にわたって支払いができていない状態をいい、債務超過とは、会社の資産よりも負債のほうが多くなっている状態をいいます。

しかし、支払不能や債務超過の状態だからといって、すぐに会社破産をする必要があるとは限りません。

それでは、具体的にどのような場合であれば、会社の破産を検討するべきなのか。次で具体的に見ていきましょう。

2.会社破産をオススメするタイミング

(1)収益が見込めなくなったとき

会社として、今後の収益がまったく見込めなくなり、入金の見通しが立たなくなった場合、そのまま事業を続けていても悪化することしか考えられませんので、破産を検討するべきでしょう。

(2)低金利の借入れができなくなったとき

銀行や信用金庫、信用組合からの融資を断られ、消費者金融やカードローンなど、比較的金利の高い借金しかできなくなった場合、経営が悪化した状態でその金利をカバーできるほどの収益が上がるのは考えづらいので、利息が膨れ上がってしまう前に、破産を検討するべきです。

また、社長から会社への貸付金が多くなり、あなたの個人資産を会社の運転資金に使わないとやっていけなくなったときも、会社の規模にもよりますが、再び軌道に乗せるのは難しいでしょう。

3.注意点

法人破産には、デメリットはありますが、現在のあなたの会社の状況によっては、メリットがデメリットを大きく上回ることも多いです。

また、今の経営の状況で破産を選択するほうがよいのかどうかの判断は、専門的な知識と経験が必要となってきます。

状況が悪化してしまう前に、できるだけ早く弁護士に相談してみましょう。

4.まとめ

  • 会社破産は、支払いができない状態か、負債が資産を上回っている状態である必要がある。
  • その中でも、そのまま事業を続けても悪影響しかないような場合が破産のタイミング。
  • あなたが法人破産をしたほうがいいか、早めに弁護士に相談するのがオススメ。

「だいぶ資金繰りが悪化してきたし、そろそろ限界かも」

「周りに迷惑をかけるわけにはいかないから、早めに決断しようかな」

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